本当に大事なのは横サイズ

今日のスマートフォンは軒並み縦長液晶でノッチがついているというデザインになっている。 以前は例外を除けばほぼ 16:9 で統一されていたが、今売られているものは大体がノッチ込みで 18.5:9 やそれ以上に縦が長い。 これがとても使いにくいと思っている。 縦が長いからというよりも、横が短すぎる。 CHESS HEROZ などのゲームアプリを起動すると縦が長いぶんのスペースは単純に死に領域となるので意味がない。 それよりも横が短すぎるのでゲーム画面が小さくなり、チェスの一マスが小さくなってタップし辛い。

以前 16:9 の Mate 9 から 18.5:9 の P20 に機種変更した。 画面のインチサイズ的にはそれほど変わらないのだが、横のサイズが全く違う。 昔最近の自分のガジェット事情という記事で各タブレットの液晶の縦横実寸サイズを掲載したのだが、今回は私が今回購入を検討したスマートフォンを並べてみようと思う。 計算には以前と同様に液晶ディスプレイの表示部実寸法を調べるサイトを使用する。

端末名画面サイズ (inch)解像度縦 (mm)横 (mm)ppi (参考)
Pixel 35.52160x1080125.2862.64439.082
P205.82244x1080132.39663.72429.374
Mate 95.91920x1080130.5673.44373.374
Mate 10 Pro6.02160x1080136.0868.04402.492
Pixel 3 XL6.32960x1440145.0470.56522.49
Mate 20 Pro6.43120x1440146.6467.68536.918
Find X6.42340x1080147.4268.04402.689
Mate 20 X7.22244x1080163.81278.84345.885

上記をみる限り、やはり Mate 9 は名機だったと思う。 そして P20 の横サイズは Mate 9 よりも 1 cm 近く短い。 この 1 cm がとても大きい。 スマートフォンというよりタブレットな Mate 20 X は別格として置いておくとしても、今回私が購入した Pixel 3 XL は Mate 9 には敵わないものの、まずまずの横幅を確保できている。 これならチェスも快適にプレイできそうだ。

チェスのようなゲームを快適にプレイしたいだけなのであれば、環境が許せば上記表の Mate 20 X もしくは MediaPad M5 のような 8.4 インチタブレットを購入するのが最善だ。 しかしタブレットを常に持ち歩くのは私のように相当なタブレット好きであってもなかなか難しい。 例えば仕事で昼食に出かけたり、バイクでツーリングに行ったり、ちょっと買い物に出かけたりといった時にさすがにタブレットも持っていったりはしない。 そういう時でもちょっとポケットから取り出してタクティクスを解きたいというのがチェスを趣味とする者の人情というものだ。

iOS はどうか

ついでなので iOS も調べてみた:

端末名画面サイズ (inch)解像度縦 (mm)横 (mm)ppi (参考)
iPhone 7/8 Plus5.51920x1080120.9668.04400.529
iPhone X5.82436x1125133.9861.875462.626
iPhone XR6.11792x828139.77664.584323.614
iPhone XS Max6.52688x1242150.52869.552455.549

ということで画面の横幅だけで判断するならば iPhone 7 Plus, 8 Plus もしくは iPhone XS Max が良さそうだ。 iPhone 7 Plus であればヤフオクで割と安く手に入れることができるので、お金をかけたくない人には有効な選択肢だと思う。