クレジットカード情勢、特にポイントの付き方やも月日によって変わるので定期的に考察する必要がある。

高還元率のカードに関して

ネットで「クレジットカード 高還元率」などで検索すると簡単に出てくる。 P-ONE や漢方などはまだ有効だったことを知った。楽天を常用するならば楽天カードも有効だろう。

ただ、昔この手のカードはいろいろ検討したことがあったのだが、総じてカードフェイスがダサい。 特に所有欲 (ステータス) も満たされない。 結局いろいろ検討しつつ乗り換えを繰り返すのに疲れて、私は以下の 2 種に落ち着いて今まで継続している。

JCB THE CLASS

JCB 最高級ブラックカード (実質プラチナだが)。券面がカッコ良くて好きだ。 年会費 54,000 円 (税込) だがメンバーセレクションというサービスがあり、 それで毎年ディズニーワンデーパスポート 4 枚を頼めるので、実質 30,000 円ぐらいの年会費ということになる。 ディズニーチケットは値上げされたので今年改悪されないか心配ではあるが。

そして地味に便利な点として QUICPay 一体型が存在する。 つまり iPhone や Nexus などに機種変してしまい Felica がついていないスマホになってしまった場合でも クレジットカードをかざして QUICPay が利用できる。 QUICPay はチャージ不要だし、イオン系列や多くのコンビニ、ドラッグストア等で使用できるので地味に便利だ。

還元率に関してなのだが、年間の使用額に応じて微妙にアップするようになっている。 そして、去年 12 月 16 日から還元率が微妙にアップした。

JCB のポイントプログラムでの交換対象は nanaco が一番お得で、定期的に 1 ポイント 6 nanaco への交換優遇が行われている。 OkiDoki ポイントは優遇全く無し状態で 1,000 円利用で 1 ポイント溜まるので初期状態での還元率は 0.5% (nanaco 交換の場合は 0.6%) だが、ロイヤル α プラス (年間 300 万以上利用) 状態であれば 70% アップ (つまり 170%) になるので 0.6 × (1 + 0.7) = 1.02% となる。スター α プラス (年間 100 万以上利用) でも 0.6 × (1 + 0.6) = 0.96% である。1% 近辺の還元率が用意できれば割と満足なのではないか。長く使うメインカードにする予定で年間 100 万以上使いたい場合は JCB プロパーは割とお勧めと言える。

ただ、以下の弱点を持つので私はそれを 2 枚目のカードで補っている:

  • JCB が使えないところがたまにある (恐らく手数料が高いからだろう)
  • モバイル Suica などへのチャージも行えるがチャージでポイントが貯まらない

三菱東京 UFJ-VISA Suica

スーパー IC カード Suica「三菱東京 UFJ-VISA」 は三菱東京 UFJ 銀行のキャッシュカードとの一体型で 1 枚でキャッシュカード、クレジットカード、Suica (しかもオートチャージ機能付き) が利用できる便利なカードである。View カードの機能を持つので JR の各駅に設置されている View altte という ATM のような端末で Suica のオートチャージの設定を行うことができる。 また、その View altte でクレジットカードからの Suica 部分へのチャージを行うこともできる。

そしてこのカードの素晴らしいところは Suica のオートチャージでもポイントが貯まるところである。 還元率は 0.5% とかなり渋いがリボ払いだと 2 倍つくので実質 1% となる。

あと年間の利用額に応じてポイント優遇される 三菱東京UFJポイントPLUS というのもあるのだが、以下のように注意書きがあった:

各種交通機関との「提携カード」には、「三菱東京UFJポイントPLUS」が適用されません。

残念だ。これが無ければ年間もう少し使ってみようかなと思えたのだが、利用額で変わらないのならば Suica + JCB で決済できないところのサブとして利用するぐらいとなる。 Suica 機能が要らないのならば普通のコンビタイプのゴールドカードにして年間 100 万を狙うのがいい気がするが、そこまでするなら他にもっといいカードがある気もする……。

年度中の獲得ポイントが200ポイント未満の場合は同年度末、200ポイント以上の場合は翌々年度末が有効期限となります。

これも注意点である。このカードを使用する場合は年度内に 200 ポイント以上貯めるのが絶対条件となる。 1,000 円ごとに 1 ポイント溜まるので 200 ポイントは 20 万となり、リボを使用して還元率を上げている場合は 10 万である。 まぁ 10 万程度ならば Suica のついでに適度にショッピングで使用するぐらいで貯まるとは思うが、頭に入れておかなければならない。