自分にとっては議事録の必須ツール

私は普段は DvorakJ で月配列 K を動作させて文章を入力しているが MediaPad M5 (Android 8.4 インチタブレット) で議事録をとることがあり、その時のみかえうちを使用している。 2 ヶ月前に検討した月配列 K に U9 の特殊音拡張を取り入れたという内容が自分の中で十分定着してきたので、かえうち側にも今回の修正を取り込むことにした。 ちょっと前に PC を買い替えたのだが、その時に古い月配列 K の定義ファイルを保存しておくのを忘れてしまったため、今回改めて最初から設定し直してみた。

まずかえうちの公式サイトにアクセスしてみる。 そういえば私がこのかえうちを知ったきっかけは公式 Twitter アカウントにフォローされた事なのだが、クラウドファンディング成功時が 2017 年 5 月ということで驚いたことにもう 1 年経ってしまっていた。 ということは私が Colemak を一生懸命練習していたのももう 1 年くらい経つわけだ。 あの時の自分から少しでも成長できているのだろうか。

ともかく、公式サイトから最新のかえうちカスタマイズをダウンロードして設定を始めた。 現在のかえうちカスタマイズのバージョンは 5.1 だが、公開当初は Web アプリ上で設定し設定ファイルをダウンロードしてクライアントアプリで書き込むといった少し手間のかかる方法だったのに対し今はこのかえうちカスタマイズのみで完結するようになっている。 その上設定画面が綺麗にわかりやすくなっている。 キーボード配列変更ツールという性質上どうしても複雑になってしまうのは致し方ないが、それでもところどころ説明書きが追加されたりと改善されているのがわかる。

かえうちの接続確認に失敗しました

かえうちの初期設定を完了させたにもかかわらず書き込む段階でかえうちの接続確認に失敗しました (1, -1, -1) といったようなメッセージが表示されどうにもならなくなってしまった。 仕方がないのでエラーメッセージで検索したらかえうちのフォーラムがヒットし同様の問題が書かれていた。そちらを参考に対処を行ってみたら正しく書き込むことができた (手動でドライバをインストール)。 欲を言えばこのあたりもう少しトラブルシューティングがやりやすくなっていると嬉しいところだ。 1, -1, -1 というのは何かのフラグだろうが、ユーザから見るとどういう意味なのか全く分からない。

新しく設定したかえうちで MediaPad M5 で試しに打鍵してみた。 ずっと使っているから使用感は分かっているが思ったとおりのかなが出力されて素晴らしい。 Android 端末で使用する場合は単独の 英数 かな キーに相当する動作のキーが無いので 半角/全角 を IME 切り替えのマクロに入れているが、かえうち側の IME の切り替え状態の認識と実際の IME の切り替え状態を同期させるのはユーザ側が配慮する必要がある (つまり認識がズレた場合は 変換 無変換 キーをもう 1 回押す必要があるということ)。 半角/全角 キーが日本語配列にしか無いので英語配列キーボードでは使い勝手が落ちてしまうのだろうか、と思っていたが Win + Space で IME 自体を切り替えることが出来る (例えば Gboard と Google 日本語入力のトグルなど)。 Android の仮想キーボードを表示させた状態で IME 自体を切り替えると若干モッサリとしてしまうのだが、非表示にしておけば全く遅延なく切り替わる (MediaPad M5 での確認)。