昨日失敗した佐野方面のツーリングに出掛けた。 いつも通り高速代節約の為、行きは下道でゆっくり行った。

栃木県道 199 号

栃木県道 199 号行き止まり

栃木県道 199 号の終点あたりに「百川渓谷」というキーワードが見えたので、そこを目指して走ることにした。 199 号に入って暫くの間は普通の田舎の田園地帯といった感じなのだが、だんだんと道が狭くなり山道といった感じとなり、小川と並走するよくある感じの道となった。 そして、途中に蕎麦屋があるくらいで他に観光目的のものはまるで無い県道なので道行く車が極端に少ない。 県道 15 号あたりはバイクもちらほら見かけたのだが、この県道はバイクもほとんど走っていない。

「百川渓谷」に着いたのだが特に何もなく、県道というよりも林道といった感じで道路状況は劣悪、道路は所々穴が空いていたりと注意して走らないと危ない。 いつも通り両足を広げバランスを取りながらローギアでゆっくり進んでいった。 足つきの良い BOLT はこういう時にありがたい。

そのまま頑張って走っていくと Google Map に書いてある百川渓谷からずっと先のあたりで写真の通り行き止まりの表示が見えた。

県道 199 号終点の駐車場

栃木県道 199 号行き止まり駐車場

この行き止まりのところに駐車場があったのだが、悪路に入ったあたりからすれ違う車はゼロで、この駐車場も停まっている車は無かった。 自分としてもバイクだからまだ来る気にはなったが車だと怖くて絶対来たくない程の悪路だった。 1 台原付が川のほとりに停めてあり老年の男性が一人いたのは恐らく釣りか何かだろうと思われた。

よってこの駐車場はほぼ貸切状態である。 結構広いし、自分はやらないのだがここで珈琲沸かしたりラーツーやったら最高なのではないだろうか。 この時天気もよくポカポカと温かい陽気だったので携帯椅子を出して暫く日向ぼっこして休んだ。 ここから見える風景も良く、紅葉もバッチリ見えた。

県道 199 号の帰りに「幹線農道」の表示が見えたのでちょっと入ってみたがこれも大正解だった。 辺りに広がる山々と田園が心地よく車もほとんど走っていないので 30 km/h ぐらいでゆっくり流して楽しんだ。

というわけで県道 199 号の選択は正解だったわけだが、もう 1 つぐらいいけそうだということで近くの県道 246 号に狙いを定めた。

県道 246 号とつつじの湯

前日光つつじの湯

県道 246 号は県道 199 号より道路の状態が良く、その代わり車通りも多少多かった。 とはいえ、殆どの車は「前日光つつじの湯交流館」を目指していたらしく、そちらに曲がっていく車が大半だった。 私もちょっと気になったので寄ってみた。

「前日光」といっても位置的には鹿沼市である。 貰ったパンフレットには以下のように記されていた:

「前日光つつじの湯」温泉は、アルカリ性単純硫黄泉で、温度は源泉の湧出口で 36℃、水素イオン濃度 (PH 値) 9.7 で、肌がなめらかになり体が温まる健康にいい温泉です。

つまりちゃんとした温泉という事らしかった。 折角なので休憩がてらにひとっ風呂浴びていった。 大人 500 円だったがタオルを忘れたので 200 円で購入した。

ちゃんとした露天風呂もあったし、食事処やお土産売り場もあった。 休憩所も結構広かったし館内はなかなか清潔感溢れる感じだった。 その代わり人も多かったが、日帰りで温泉に入るにはなかなかいいスポットなのではないだろうか。 今度タンデムで来ても面白いかもしれないと思った。

基幹林道前日光線

県道 246 号を抜けると丁字路に差し掛かった。 右方向に抜けると古峯神社に行けるらしいが、遅くなってしまうので今回は見送って左方向に抜け県道 15 号で帰ることにした。

この左方向に抜ける道を「基幹林道前日光線」というらしいが Google Map にはそのような表示はなく、かなり頼りない細い道で描かれていた。 実際走ってみても、行けども行けども左右に落ち葉が積もった 1 〜 1.5 車線の道路で、行程としては 10 km くらいあったようだがバイクとは全くすれ違わなかったし車とも 2 台しかすれ違わなかった。 どちらかというと「自分との戦い」といった感じの道路で、風景が単調で途中に何もないのでイマイチ面白くないのが原因かと思った。 視界が開けている箇所があれば絶景が望めるのではないかと思ったが、そういったポイントは用意されていなかったので残念だった。

そのまま県道 15 号から栃木市に入り高速で帰った。 佐野、鹿沼あたりは観光地ではないので土日でも人が少なくて快適で場所を選べば秩父より楽しめる隠れた名スポットだと感じた。